法人案内
1.ご挨拶
代表理事 矢島幹也
ITが急速に発展し、色々な情報が早く簡単に手に入るようになった現在、非医療従事者、つまり患者様やご家族の皆様が、新聞、書誌、ラジオ、テレビ、インターネット等のメディアを通し、医療関連の情報を入手する傾向にあります。しかし、他方で、伝えられている情報を精査する社会制度が未整備であり、その質・量に十分に満足している人は少ないと思われます。
また、我が国は急速な高齢化にともない、世界でも類を見ない高齢者社会を迎えることになり、在宅医療・介護・疾病予防・健康促進等、医療に関する問題は誰しもが避けて通れないテーマです。
そのような社会背景の中で、一般社団法人統合医療福祉中村直行研究室は今までの経験を活かし社会貢献活動として、非医療従事者の情報格差を少しでも無くしていきたいと考えております。
具体的には、主にがんの患者様へのセカンド・オピニオン情報の提供やインフォームド・コンセントの普及、よりその人にあった医療情報「医療コンシェルジェ」の提案、市民生活を支える福祉に携る企業との
コラボレイトによる情報提供、等々の活動を行っております。
新たにスタートする統医研ポータルサイト・スローガン「ささえあう心、あなたとともに」も踏まえ、高い精度の情報を、患者様やご家族に提供し、サポートしてまいりたいと考えております。つきましては、統医研の今後の活躍にご期待頂きまして、応援並びにご一緒により良い社会環境を構築するお力添えを、
よろしくお願い申し上げます。
研究部門代表 中村直行
高齢化社会といわれて久しいですが、平成16年に厚生労働省が纏めたわが国の平均寿命によりますと、男性の平均寿命は78.64歳、女性が85.59歳となっており、各年齢の平均余命も、前年に比べ、男女とも全年齢で上回っているとともに、総人口に占める65歳以上の割合も17%を超えています。このような社会的背景の中で、国民は現在の医療や福祉の支援環境に対して満足しているのでしょうか、また不安はないのでしょうか。2004年1月に「厚生労働白書」の基礎資料として成人男女1300名に対して行われた意識調査によると、医療機関や医師などに対して不安を感じている人は全体の73.3%でした。一方で、インォームドコンセント(Informed Consent)やセカンドオピニオン(Second Opinion)等によって患者さんやそのご家族に病態や治療方針を説明し納得していただいたり、治療方法の選択等のために主治医(担当医)以外の医師の所見を提供したりするといった環境も整い始めていますが、他方では、同基礎資料で「充分な診療時間の確保」が安心して受信するための要望として38%で最も多く、まだまだ浸透しているとは言い難い状況と言わざるを得ません。
そこで、有志が集まり研究室を立ち上げ、医療や福祉の本質的な役割を認識し、内在する問題を分析し、解決の糸口を見出すことにいたしました。統合医療福祉と呼称したのは、現存する様々な医療や福祉を、統合、整理、分析することによって、主権者である患者さんや利用者さん、そしてご家族が、医療や福祉の実相を理解され、安心して安全に施療されたり利用されたりできるようお手伝いしたり支援したりするためです。
具体的には、米国において弱者支援あるいは弱者の権利擁護という意味で定着しているアドボカシー(Advocacy)という理念を活動の基本と捉え、「統合医療福祉分野における研究及び動態調査・在宅医療や福祉分野における情報収集と分析調査研究・健康食品の認証審査情報開示システムに関する分析告知・医療相談におけるセカンドオピニオン支援・出版物の企画・講演会・等々」関連する官公庁・団体その他の機関との協力連携等々を推進していきたいと考えております。
月並みですが、幸せご長寿社会構築のために、微力を傾注して参る所存です。ご支援ご指導の程何卒よろしくお願い申し上げます。
2.法人理念
当法人は、少子高齢化社会に於いて、医療や福祉に関する情報弱者を支える統合医療福祉情報システムを構築するため、情報収集、研究発表、情報発信を通して弱者支援のあり方を構築し、社会貢献と併せて会員の総合的な発展を図ることを目的としています。
米国では“Advocacy”という用語が、一般的に弱者支援または、権利擁護という意味で普及しています。これは当法人の活動理念を象徴するものであり、採用した“Advo”の略語は、その想いを込めた当法人の活動理念を表わすものです。
3.役員人事
代表理事 |
CEO (chief executive officer)
矢島 幹也
ヤジマ石油グループ代表 |
研究部門代表 |
中村 直行 |
プロフィール
1954年生まれ、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。
博士(学際情報学)。
統合医療福祉中村直行研究室代表、帝京平成大学非常勤講師、
専門は統合医療情報学、NPO論、社会福祉援助技術論、厚生労働省がん研
助成金研究班協力者、日本緩和医療学会ガイドライン作成委員等を歴任。 |
理 事 |
山田正文(医学博士。医療法人社団三二会 番町診療所 理事長。 慶應義塾大学医学部麻酔学教室非常勤講師。)
平尾良雄(医学博士。医療法人社団一葉会 理事長。ひらお内科クリニック 院長。)
橋口さおり(医学博士。慶應義塾大学医学部麻酔学教室 講師。)
山口孝一(主任研究員。JRCA登録 QMS審査員補。)
坂元和博(事務統括 法人担当) |
監 事 |
大久保善健(広報統括 法人担当) |
4.法人案内
法人名 |
一般社団法人 統合医療福祉中村直行研究室 |
代表者 |
代表理事 矢島幹也 |
所在地 |
〒112-0002 東京都文京区小石川3-10-5 名著出版内
TEL/FAX 03-5802-7788
Mail info@advo.jp |
法人設立日 |
平成19年8月9日 |
資本金 |
300万円(2007年8月現在) |
社員数 |
8名 (2007年8月現在) |
業務時間 |
午前10時〜午後5時 (土、日、祝日を除く) |
決算期 |
年1回 3月 |
関係会社 |
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取引銀行 |
三井住友銀行 小石川支店 |
事業内容 |
・統合医療福祉分野における研究及び動態(需要)調査設計業務
・在宅医療、福祉分野における情報収集・分析等調査研究業務
・健康食品の認証審査情報開示システムに関する分析告知及び推奨販売紹介業務
・医療相談、セカンドオピニオン支援と普及活動
・ウェブサイト上における広告・販売推進業務
・出版物の企画、製作、販売
・企業コンサルタント、人材育成のための教育事業並びにカウンセリング業務
・講演会、シンポジウム、セミナー、研修旅行代理業、展示会等の開催
・関連する公官庁、団体その他関連機関との協力連携並びに提言
・医療、福祉関連労働者派遣事業
・前各号に掲げる事業に付帯又は関連する一切の事業及び業務 |
アクセス |
地下鉄丸の内線「後楽園駅」、又は地下鉄大江戸線・三田線「春日駅」下車徒歩15分 |
地図 |
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5.学術発表
統合医療福祉中村直行研究室
中村直行 発表
2007年度9月23日
第55回 日本社会福祉学会
会場:大阪市立大学 杉本キャンパス
自主企画シンポジウム
タイトル
「統合医療福祉における学際的研究の意味を問う」
研究目的
非医療者にとって、身近な代替医療における情報弱者支援のために、医療・福祉・法律・経済等々の
学問領域におけるシームレスな研究の協同化の意味や実現性を検討すると共に、多面的・体系的な視点から
代替医療の全体像を俯瞰することによって、代替医療におけるさまざまな課題を析出し課題の整理をすると共に、
対策案を導き出すこと。
以上の内容を取り纏めて、単独で2時間30分の中で研究発表を行った。


発表風景
中村直行による主な学会発表一覧 |
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学会 |
内容 |
備考 |
2004年 |
厚生労働省がん研究助成金研究班中間報告
日本緩和医療学会
日本社会情報学会
日本薬学フォーラム |
「インターネット上における医療情報のあり方に関する考察」 |
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2003年 |
日本補完代替医療学会
日本医療情報学会
全国国立病院Medical Tele Conference |
「インターネット上における医療情報のあり方に関する考察」 |
第17回日本社会情報学会全国大会研究発表にて優秀賞入選 |
2002年 |
日本補完代替医療学会
日本医療情報学会
厚生労働省がん研究助成金研究班班会議
日本緩和医療学会
日本社会情報学会
日本癌治療学会
情報文化学会 |
「インターネット上における医療情報のあり方に関する考察」 |
2003年7月
「緩和医療学」論文掲載
「緩和医療学」(03年7月号Vol.5 No.3)特集「補完・代替医療」に中村直行の執筆文「医療情報から見た補完・代替医療」が掲載されています。 |
中村直行及び関係者による共同研究 |
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関係機関 |
内容 |
備考 |
2004年
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2006年 |
日本緩和医療学会 |
中村直行が補完代替医療診察ガイドライン作成員を委嘱される。 |
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2003年 |
国立がんセンター |
垣添忠生総長のご了解の下「癌患者の在宅介護事業に関する研究」 |
別府保雄先生(国立がんセンター医師)を中心とした中村直行・医療スタッフとの共同研究 |
2002年
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2005年 |
厚生労働省 |
がん研究助成金研究班
「我が国におけるがんの代替療法に関する研究」 |
(課題番号13-20) |
6.講演会
統合医療福祉 中村直行研究室 第二回講演会
「市民と共に考える 在宅医療・福祉社会」
2009年7月25日(土)
北本市文化センター特別講演八代英太氏
統合医療福祉 中村直行研究室 第二回講演会概要(PDF)
統合医療福祉 中村直行研究室 第二回講演会プログラム(PDF)
統合医療福祉 中村直行研究室 第一回講演会
「在宅医療・福祉社会を市民と共に考える」
2008年5月17日(土)
北本市文化センター特別講演八代英太氏
統合医療福祉 中村直行研究室 第一回講演会チラシ(PDF)
7.会報紙
会報紙「たしかな手」Vol.2(2008.3.20)(PDF)
トップインタビュー「自然体で生きる」
三木睦子氏(故三木武夫元総理夫人)
日本再建の時代。政治家の妻として夫(故三木武夫元総理)を支え、を駆け抜けてきた賢人。今も尚、多くの方々に愛されるその人柄を、人間味あふれる会話の中からさぐってみた。そこには、日本人としての誇りと品格を具えた一人の貴婦人がいた。
・お元気で現役として活躍されている秘訣
・三木武夫元首相とのエピソード
・教育に関する思い、子供を戦争にやってはいけない
・今後の医療に期待したい
その他の記事
・統医研のホームページができました
・統医研第一回講演会「在宅医療・福祉社会を市民と共に考える」
・統医研ミニ講座Q&A(回答者:ファイナンシャルプランナー北條健二)
・話題の人 注目の本「がんと向き合う」安心便利ノート
・編集後記
会報紙「たしかな手」Vol.1(2007.6.30)(PDF)
トップインタビュー
平尾良雄(医学博士 ひらお内科クリニック 院長)
「在宅医療」、「命を支える医療」、住民が今、
必要としているものに応えられる医療を大切にしたい
その他の記事
・在宅介護宅訪問(埼玉県在住:高橋もと枝様)取材
在宅治療を始めてから主人の顔が明るくなった!
・平尾よしおの心のケア「医師ができること、患者(ご家族)ができること」
・統医研ミニ講座Q&A(回答者:ファイナンシャルプランナー北條健二)
・統医研の活動について
・話題の人 注目の本「がんと向き合う」安心便利ノート
・編集後記

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